【Hours BEER】千歳に生まれた、新しいクラフトビールの物語
Mar 24, 2026
北海道・千歳市。
澄んだ水と豊かな自然に囲まれたこの土地で、
ひとりの若い女性がクラフトビールの醸造に挑戦しています。
酒屋の家に生まれ、これまで数えきれないほどのビールを飲んできた彼女が辿り着いたのは、
「人の時間に寄り添うビールをつくる」という考え方。
YABUCOLLEチームは、まだ販売前の「Hours BEER」の醸造所を訪問し、
代表の後藤 ひかるさんにビールづくりの現場を案内してもらいながら
その想いを直接伺ってきました。
女性が働けるブルワリーをつくる
クラフトビールの醸造は、実はかなりの重労働です。
麦芽は一袋25kg。ブルワーの9割以上は男性とも言われています。
このブルワリーでは、
女性でも働きやすい環境をつくるために、機械化や動線設計を工夫。
重い原料を手で運ばなくて済むよう、
粉砕から搬送まで自動化された設備が導入されています。
「女性でも無理なく働ける醸造所にしたかったんです。」
そんな言葉から、
このビールづくりが単なる商品開発ではなく、
価値観そのものへの挑戦であることが伝わってきました。
ビールづくりは、3〜4週間の旅

ビールは
麦芽 → 煮沸 → 発酵 → 熟成
という工程を経て出来上がります。
このブルワリーでは、
約3〜4週間かけて丁寧に発酵させるスタイル。
タンクの中でゆっくり眠ったビールは、
最後に缶へと詰められます。
そして驚いたのは、
この小規模ブルワリーに導入されたろ過機。
クラフトビールでは珍しい設備で、
これによって
・雑味を抑える
・賞味期限を伸ばす
・常温流通を可能にする
という大きなメリットが生まれるそうです。
「食事と一緒に、ぐいっと飲めるクラフトビールを作りたかった。」
この一言が、このビールの性格をよく表しています。
ビールは“時間”をイメージしている
このビールの主たるターゲットは
「お酒の時間を大切にする女性」。
今回の定番ラインナップは3種類。
-
夜7時のビール -7PM sunset gold -
夕暮れに乾杯する最初の一杯。柑橘の香りが立ち、苦味は強すぎず食事との相性も◎。 -
夜9時のビール - 9PM coco sweet -
後藤さんのビール作りの原点であり、定番3種の軸となる味。1日の終わり、家が静かになる時間。誰にも気を遣わずに自分に戻るための一杯。生のココナッツを入れて発酵。 -
夜10時のビール - 10PM crystal rouge -
1日の終わりの終わり、余韻を楽しむ一杯。 北海道産ぶどうの搾りかすを入れて発酵。
それぞれにストーリーがあり、飲む時間まで想像できる設計。
「今日は何時のビールにしようか」と考えるだけで楽しくなります。

パッケージは、それぞれの時間帯と味わいのイメージカラーに、「時間」だけをゴールドで箔押し。飲む人が自分らしく1日の終わりを楽しむため、情報はあえて最小限に抑えられています。
ビールは循環する

もうひとつ印象的だったのは、
醸造後に出る麦芽粕の話。
このブルワリーでは
麦芽粕を家畜の飼料や、
近隣ワイナリーの畑の肥料として再利用しているそうです。
ビールづくりは、
農業や地域とつながっている。
そんな美しい循環を感じました。
発売は4月中旬
このクラフトビールの本格販売は
4月中旬から。
販売開始に先立ち、 3月21日〜27日の期間
ブルワリーに隣接するリカーショップ「memos」で
完成したばかりのビールを味わえる初お披露目イベントが開催されます。
期間中は、memosのバーカウンターにて3種類のビールを同時開栓。
いずれも一般販売前の試験醸造ビールのため、
このタイミングでしか味わえない限定的な内容となっています。
また、初日の3月21日には、HOURS BEER代表の後藤ひかるさんが店頭に立ち、
造り手本人から直接話を聞きながらビールを楽しめる貴重な機会も。
新たに生まれるクラフトビールの「はじまり」を体験できる、特別な一週間です。
詳細はこちら-memos chitose Instagram
きっとこのビールは、
飲めば飲むほど好きになるビール。
YABUCOLLEとしても、
北海道の新しいクラフトビールの物語を
これから皆さんにお届けしていきたいと思っています。
発売開始の続報をどうぞお楽しみに。
▲Hours BEER に隣接するリカーショップ、「memos(ミーモス)」。カウンターではその時々によって違うクラフトビールなどの珍しいお酒が飲める。

